健康について
笑うと元気になるという医学的にも症例があるらしいです。

笑うことによってアドレナリンなどのストレス関連ホルモンが減少し、
快楽鎮静ホルモンのエンドルフィンが上昇、さらにガン細胞を破壊する
NK細胞が活性化したという臨床例もあるらしいです。

従いまして笑うということは、
『いい気分になる』『のんびりする』『くつろぐ』
等々いろいろな言葉がありますが、やはり風呂に入るということなのです


風呂に入るならやはり
『広い』

『後の掃除がしたくない』
『ついでにマッサージ』
『暖まる』
『おしゃべり』
・・・・・それならやっぱり
銭湯や!



主要語句の意味(広辞苑第四版、他より)
  1. アドレナリン【Adrenalin ドイツ】副腎の髄質ホルモン。心筋の収縮力を高め、心・肝・骨格筋の血管を拡張、皮膚・粘膜等の血管を収縮せしめ血圧を上昇させる作用をもつ。気管支平滑筋を弛緩させるが、立毛筋・瞳孔散大筋を収縮させ、また代謝面では肝・骨格筋のグリコゲンの分解を増進して血糖を上げ、脂肪組織の脂肪を分解、一般に酸素消費を高める。一九○一年高峰譲吉が初めて結晶化に成功、アドレナリンと命名。止血剤・強心剤などに利用。

  2. 快楽鎮静ホルモン【Hormon ドイツ】内分泌腺など特定の組織または器官から分泌され、体液と共に体内を循環し、特定の組織の機能にきわめて微量で一定の変化を与える物質の総称。脳下垂体ホルモン、甲状腺ホルモン、性ホルモン、昆虫の変態ホルモンなど。 ex.(最近環境ホルモンが話題になっているポリカーボネイト(樹脂系)等。

  3. エンドルフィン【endorphin】哺乳類の脳や下垂体に存在するモルヒネ様作用を持つペプチド。膵臓や消化管にも見出される。内因性モルヒネ様物質。
  4. NK 細胞・・・・・なにやらガン細胞破壊する細胞らしい?
  5. 脳波  脳から自発的に発生する電位変動。頭皮上に電極をおいて誘導・増幅して記録する。精神活動・感覚刺激・意識水準に伴って変動し、病的には異常な脳波が現れる。脳の機能の判定、疾病などの診断に有用。
  6. アロマテラピー・・・植物や果皮からとった精油を使って香りを楽しむと、心と体が健康になる。(芳香療法)・これは次の題材




全国浴場新聞より(平成10年5月1日)第345号

         銭湯に満ちているマイナスイオンで体中の細胞を丸ごと若返らす(特集1)

東京大学医学部 山野井昇さん


 この冬は近年にして珍しく、東京に何度も雪が降りました。夜のうちに雪もやみ、一面は白銀の世界となった翌朝、空を見上げて「なんとすがすがしい空気だろう。なんて青い空だろう」と深呼吸したくなった方も多いのではないでしょうか。それは、その朝の空気が「人間を元気にする空気」だったからにほかなりません。
 
都会人が田舎に出掛けると、「空気がおいしい」と感じます。ことさら意識しなくても、緑豊かな自然の中に身を置いただけで、さわやかな気分に満たされるものです。これも、田舎の空気が「人間を元気にする空気」だからなのです。

 私たちが生きていく上で、欠かすことのできない空気。あまりにもありふれていて普段は気にも留めませんが、実は「よい空気と悪い空気」があるのです。そしてその空気の違いにより、体の状態が大きく左右されることがわかってきました。

 冬の降った翌朝の空気や、緑豊かな自然の中の空気。このような空気を科学的に調べてみますと、『マイナスイオン』が多く含まれていることがわかります。逆に都会の汚れた空気には、プラスイオンが多く含まれているのです。つまり「人間を元気にするよい空気」とは、マイナスイオンを多く含む空気のことなのです。

 イオンとは「電荷を持つ原子、または原子団」のことです。原子がプラスに帯電したものをプラスイオン、マイナスに帯電したものをマイナスイオンと呼びます。空気を構成する元素は窒素、酸素、アルゴンなどですが、これらの一部もイオンの状態で空気中を漂っているのです。

 もともと大気中のイオンはプラスとマイナスのバランスが取れていたのですが、文明化が進み大気が汚染されるにつれ、空気中のプラスイオンが増え、マイナスイオンが減ってきました。というのも、都市化・工業化によって生ずる二酸化炭素や窒素酸化物といった酸化物質が、プラスに帯電する性質を持っているためです。もともと自然界にあった物質はマイナスに帯電しやすく、人工物質はプラスに帯電しやすい性質を持っています。

 最近の研究で、空気中にプラスイオンが多いときには、人間の体に不定愁訴などのさまざまな変調がみられることが明らかになってきました。海外の学者によると、プラスイオンの多い環境下では、「頭痛、めまい、肩凝り、吐き気、イライラ、不眠」といった不快な症状が現れることが報告されています。皆さんも、人が多く集まる映画館や、劇場、パチンコ店や、たばこの煙が充満した部屋などで、不快感に襲われることはありませんか。

 大気汚染が進み、プラスイオン過多が極まった状態下では、不快感だけでなく気管支ぜんそくなどの呼吸器系疾患や、アトピーに代表されるアレルギー疾患が多くなります。さらに、ガンをはじめとする生活習慣病や痴呆、老化を早める原因にもなるのです。こうした症状を
、私は「プラスイオン過多症候群」と呼んでいます。

 なぜ空気中のイオンが体調に影響を及ぼすのでしょうか。それは一言で言えば「体の中にもイオンがあるから」です。人間体を構成する60兆にも及ぶ細胞は、それぞれ微弱な電荷を帯びています。細胞の内側にはマイナスの電位で保たれたカリウムイオンが多く存在し、外側にはプラスに帯電したナトリウムイオンがあって、細胞膜の小さな穴(イオンチャンネル)を通ってそれらが出入りしています。その際に細胞内液と細胞外液が交換され、細胞はそれに伴って老廃物や炭酸ガスなどを排出し、栄養分や酸素を取り入れるのです。こうした細胞の仕組みは、イオン交換と呼ばれます。

 本来ならば細胞の内外では、イオン交換をスムーズに行えるように、電位のバランスがとられています。しかしプラスイオンが多い環境では、細胞内部での電圧が微妙に上がり、細胞内外の電位差が少なくなって、イオン交換がうまくできなくなります。こうなると体内の細胞が活力を失い、結果として体調を崩してしまうのです。

 体内のイオンバランスを崩すのは、大気汚染によるプラスイオンばかりではありません。私たちの『文明的な』生活を支える、数々の便利な機械が、プラスイオン発生装置となってのです。例を挙げれば、電子レンジや冷蔵庫から出る電磁波が、周辺の空気にプラスイオンを発生させます。

化学繊維の衣類や、塩化ビニールの包装用品などもそうです。さらに、鉄筋コンクリートで固められたアルミサッシで密閉された通気性の悪い家の中では、空気の入れ換えが行われませんから、どんどんプラスイオンが増え、私たちの体内のイオンバランスも崩れていきます。逆にマイナスイオンが多い環境では、体内のイオンバランスは、人間本来のそれに近くなります。イオン交換が活発に行われ、全身の細胞が活性化し、歯車に油を差したように、全身の機能がスムーズに動き始めるのです。

 私たちが健康を維持する方法−−−それはマイナスイオンの多い空気を積極的に求めていくことです。先ほど『人工的な物質はプラスイオンを発生させる』と述べましたが、逆に言えば自然由来の物質は、マイナスイオンを発生させる物が多いのです。なぜなら、地球とは極論すれば「大きなマイナスイオン」であるからです。

 植物は、非常に優秀なマイナスイオン発生装置です。緑の中に身を置いたとき、得も言われぬ爽快感を感じるのはこのためです。街の中では木を多く植えられた公園に、マイナスイオンが多く発生しています。

 室内に目を移しますと、和室では、が部屋の中の有害な物質を吸い取ってくれるので、空気がきれいに保たれます。洋室でも、観葉植物を部屋の片隅に置いておくだけで、ずいぶん違ってきます。また、アロマテラピーでよく行われる芳香拡散(ハーブから得られる精油を、芳香拡散器によって空気に噴射する)も、マイナスイオン作用に類似した有効な方法です。そのほか、備長炭などの木炭を部屋の中に置くのも、電磁波を遮断し、マイナスイオンを増加させるのに役立ちます。
(東浴広報誌1010より転載)
 


銭湯って、どうしてこんなに気持ちがいいの?

それはマイナスイオン効果です。


マイナスイオンとは、銭湯でたくさん発生する、
健康維持に役立つといわれる空気です。


京都府公衆浴場業環境衛生同業組合より配布されたポスターより
なんか女優の細川さんみたいね?
そっくりさんか!